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あかねやん国
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ぶっちゃけ 2
ゴミ出しの日が来た。
それが今日だ!

前回何者かにぶっちゃけられて以降、初のゴミ出し日だ。

6時頃店の開店準備に入るとき、ちょっとゴミ置き場を見てみると、
もうすでに、裏のアパートの方のだろうか、ゴミが2袋出ていた。
特にまだぶっちゃけられてはいない。

僕は用心して、店の開店時間の8時頃出すことにしていたので、
そのまま店の開店準備に取り掛かった。

で、8時。

ゴミを出しに行ってみると・・・

やっぱりだ。

早くに出されてたゴミがぶっちゃけられてた。
(前回ほどひどくはなかったけど)

なんちゅうことだ。

しょうがない。
出した人もどうせ、ぶっちゃけられてる事にすら
気付いておられないだろうから、
あとで片づけてあげよう。

つーわけで。
店に戻って10分ほどの用事を済ませてから
ホウキとチリトリを持って再び現場に赴いてみると・・・

な、なんですとーっ!!?

いつの間にやら、さっき出したばっかりの僕のゴミも
ぶっちゃけられてるではないかーっ!!!

たった10分だぞ。
たった10分の間にいったい誰が!?
こんな手際の良い犯行を行なってそ知らぬ顔をしてるヤツが
僕らのこの杜王・・いや、諏訪町に潜んでいるのだ。

なんと、恐ろしい事だ。

すると、ちょうどそこへ
前回野良犬説を唱えた裏のおじいさんがやって来て、
「こりゃ、野良猫の仕業じゃ。さっきわしが(ゴミを)出した時おったけん、追い払うたもん。
 今度から石を投げつけてやらんといかん!」
とおっしゃるではないか~っ!!

くそう。
ねこの仕業だったのか。
いらぬ仕事を増やしやがって~!
僕も今度見かけたら「シッ!」って言ってやるぞ~!!

そう思いながら、現場を片していたのだが・・・

損壊されたゴミ袋を見ていてふと疑問が湧いた。
ねこがやったなら、もうちょっと大きく破けててもイイだろうに、
意外と傷口は小さいなぁ。。。
ぶっちゃけ 2_e0033751_1530445.jpg

まるで鋭い何かについばまれたかのような傷跡だ。
ふ~~~む・・・

そう思っていると、頭上の方からクスクスと嘲笑う声が聞こえてきた。(ような気がした)

「カカカカ。バカだなあいつ。ねこの仕業と思ってあたふたしてやがるよ。」
「ホーント。俺らの仕業とも知らずになぁ。ケケケ。」
「クカカカ。コレだからやめらんねーよな。人間どもをおちょくるのは。」
(と話してるような気がした)

な、なにぃ~!?

ガバッと上を見上げると、電柱やマンションの上にカラスが3羽ほどいるではないか~!!!

間違いない!
今確信した!!
コレはヤツら、カラスどもの犯行だ~!!!
じっちゃんの名にかけて!=3

ヤツらなら、10分という短時間の犯行も容易に可能だろう。

そして恐らくねこは。
カラス、もしくはカラスがぶちまけたゴミに好奇心を持って
近づいて来たところを裏のおじいさんに目撃されたに違いない。

しかし、カラスの仕業と分かったところで、いったいどうすればいいのだろう?

何しろヤツらは、羽を持っている。
あの大空を自由に飛び回るために進化した“羽”を持っているのだ。
どうあがいても、地上にへばりついている我々人間には、
ヤツらの上から目線を下げさせることは不可能だ。
まさに、アルテミットシィング・カーズに匹敵する存在だ。
これから先もずっと、上から人間を蔑み小馬鹿にしながら見下し続けるに違いない!!

チクショーウ!いったいどうすりゃイイんだ!?
僕にも羽があれば。
羽さえあれば、あんな黒いヤツらに好き勝手されずに済むのに。

この日ほど、人間に羽を与えなかった神を恨めしいと思ったことはない。
2014年度のウラミー賞を受賞できるほどだ!

だがしかし。
なめんじゃねーぞ。人間力を!
いつか必ずひと泡ふかせてやる!!

とりあえず・・・今度大家さんに相談しようっと。。。

by akaneyaa | 2014-11-25 20:06 | ハプニン