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・・・てなわけで。
フウコラフウコラ言いながら、
やっとこさN島さんに追いつくと、
ちょうど向こうの畑におられるおじさんに
弁慶岩がどこか、大声で尋ねておられた。
畑のおじさん達によると、僕らはずいぶん上りすぎてしまったらしい。
弁慶岩はもっと下の方とのこと。
途中にある民家の横から行けるのだそうだ。
う~んしかし。
そんなコト言われても、今まで民家なんて見なかったしなぁ。
ルートが外れてたのかもしれない。
とりあえず、おじさん達のアドバイスを頼りに、
今来たルートよりも少し北寄りに降りていってみることにした。
お!なんかポツンと1つだけ花が咲いてるぞ。
N島さんによると、これはニンニクの花だそうだ。
へぇ~。初めて見た。
結構カッコイイネ。
そしてまた。
道なき道を下って行く。。。
向こうの方には女神大橋が見えるよ。
で、更にしばらく行くと・・・
なんか歩きやすい道になってきた。
するとどうだろう。
ほどなく、畑のおじさん達がおっしゃってた民家(おそらく)の横の道に出た!
そしてそのまま下って行くと・・・
道路に出た!
向こうの方には何かの鉄塔が見える。
・・・しかし、さて。
これからどうするか。
たぶん民家はコレだと思うんだけど、
弁慶岩の手掛かりがない。
2人してしばらく辺りをウロウロしてみたけど、
やはり分かんない。
しょうがないので、この辺りの方に聞いてみることにした。
とはいえ。
不躾に家にまで押しかけて尋ねるのもなんなので
誰か通りすがりの人に出会うまで、道路を歩くことにした。
するとどうだろう!
人っ子1人出会いやしないじゃあないか!!
・・・まあ、しょうがないやね。
平日のこんな時間(9:17)だもんね。
つーわけで。
人を求めて、戸町の新道まで下りて、道なりに上の方にある
二本松団地バス停辺りまで歩いたのだけど、
さすがにどんどん弁慶岩から遠ざかってる気がしてならないので、
再び引き返し始めた。
で。
初心に返って、まずは白髭神社を探そうという事になった。
このまま、この道を下れば、最初山に突入したトコまで戻るので、
そこまでのどっかにあるはずだという目論見だ。
意見もまとまったので、テクテク歩いて行くと、
やっとこさ前方から散歩らしきおじさんがやってきた。
N島さんよりちょっと年上かな?
早速、弁慶岩について尋ねてみると・・・
散歩おじさん「ああ。弁慶岩ね。よく知ってますよ。
子供の頃しょっちゅう上ってましたからね。
弁慶岩にも、義経岩(注)にも上ってましたよ。」
(注) 義経岩・・・弁慶岩に対になるようにあった岩なのだけど、
今歩いてる戸町の新道を作るときに、のけちゃったそうだ。
(N島さん調べ)
で、ドコにあるのか尋ねてみると・・・
散歩おじさん「いや~、ココからだとかなり遠いですよ。
ホラ。あそこに見えるでしょ?
あの山の向こう側にあるんですよ。」
とてもショッキングな答えが返ってきたではないか。
今までの僕らの探索作業を根底から覆すほどの破壊力を秘めたショッキングさ加減だ。
隣でN島さんがかすかに疑いのまなざしを向けられた。
それを敏感に察したのか、
散歩おじさん「いや、間違いないですよ。
最後に行ったのはもう40年以上前ですけど、
それこそ自分ちの庭のように行ってたんですから、
これだけは間違いないですよ。」
と、語気を強められた。
散歩おじさんの不思議な圧力に気圧されつつも
イマイチ要領を得なかったけど、
とにかくお礼を言って、散歩おじさんとお別れした。
なんてミステリアスなんだ。
もうこれでは、弁慶岩が一体ドコにあるのやら、
余計に分かんなくなってしまったぞ。
N島さんとどうしようか相談した結果。
とりあえず。
散歩おじさんの話は聞かなかった事にして、
引き続き、白髭神社を探そうという事になった。
で。
てくてく新道を下って行ったのだけど・・・
あれあれあれ?
もう目の前に、最初の地点が見えてきたぞ。
一体白髭神社はどこなんだ?
地図には載っているというのに、なんちゅうミステリ・アス・ゾーンなんだ。。。
・・・もしかして。
すでに我々は弁慶岩の怪奇(ウートレ)に
片足を突っ込んでしまっているんじゃあないだろうか!?
To Be Continued =>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>