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突如として姿を消したN島さん。
やはりこの弁慶岩には怪奇(ウートレ)が存在するのだろうか???
・・・と、思ったら、上だった~っ!!!=3=3=3
僕は再び、N島さんに対する認識の甘さを思い知らされた。
そう。まだ終わりじゃあないのだ。
N島さんにとっての弁慶岩は、
弁慶岩のてっぺんを征服してこそ、
全ての弁慶岩が完了するのだ。
つーわけで。
慌ててついていくと、N島さんもましらのごとくスルスル~っと登っていかれた。
なんかすんごい登りづらいトコにきたなぁ~。。。
・・・と思ってると、上の方から声がした。
N島さん「こりゃあ、狭い。1人ずつしか上がれんぞ。」
つーわけで。
僕は、しばらく待機。
わー。こっからでも十分イイ眺め。。。
N「わー。こりゃダメだ。岩にべっとり木が生い茂っとって、てっぺんまで行かれん!」
N島さんが戻ってこられた。
N「しかし、トモチャン(僕のコト)なら行けるだろう。一番上まで行って来い!」
つーわけで。
バトンタッチ。
岩というか、木にへばりつきながら、のそのそ登った。
つたやら低木やらが、隙間なく岩を覆い尽くしている。
確かに、こりゃ大変だ。
手掛かり足掛かりもかなり頼りない。
登りながらでも、足首とかにつたがからまって思うように進めない。
しかも、結構岩が突き出た格好なので、
落っこちたらタダじゃあ済まない状況だ。
あー。なんか。
久々に “死んでも不思議じゃあないゾーン” に来たなぁ。
いつぶりだろう?
もう結構長いこと、危ない思いしてないから、何やら新鮮な気分だ。
とか思いながらジリジリ登って、
なんとかてっぺんに着いた!
つっても、てっぺんも低木に覆い尽くされてるから、
岩というより、木の上に立ってる感じだ。
スンゴクふわふわしてて、ヒジョーに不安定だ。
アヒ~=3=3=3
そいでも、オロロオロロしながらなんとか立ち上がった!
うふぁ~。イイ眺め~!!!
とはいえ、あんまり遠くに見とれてると、フラフラ転げ落ちそうになったので、
早々に切り上げて、また這いつくばるようにしながらズリズリと岩から降りた。
ふぅ。
ヨカッタ。
無事に戻れて。。。
でもって今度はN島さん。
岩の脇から尾根伝いに上の方へ上っていかれた。
さすが、トコトン探究していかれるのだな。
と、ついて行くと・・・
さっきの鉄塔の脇に出た。
なぁ~んだ。
迷ってたトコからすぐ近くだったのか。。。
つーわけで。
最初降りてきた民家の脇から山道を下ってみた。
実はこの道は、N島さん、今年歩いたのだそうだ。
ちょっと前から “岬道” を何回かに分けて探険されてたのだ。
岬道というのは、江戸時代から使われてた、長崎から野母崎の観音寺に通じる道なのだ。
つーわけで。
さすが岬道。
広くて歩きやすいぜ~!
そのままスタスタ下って弁慶岩の袂を経由して・・・
再び白髭神社を通過。
いや~。
ホント長い道のりだった。
フルリと後ろを振り返ると、弁慶岩が見える。
つーか最初っから見えてたんだね。
ホントだったらものの20~30分で済むトコを2時間も費やしてしまった。。。
ちなみに、ちょうどこんな感じで僕はてっぺんに立ってたのだ。
おーこわ。。。
つーわけで。
やっとこさ本懐を遂げて帰路に着いたのだけど・・・
2人の間に、1つの謎が湧き上がった!
じゃあいったい、あの散歩おじさんがおっしゃってた弁慶岩というのは、
なんだったのだろうか???
To Be Continued =>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>