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いや~。一時はどうなるかと思ったけど、ヨカッタな~。
無事道路に出られて。
目指すのは右手奥の方にある原山への登山口だ。
(ちなみに左手方面へ進むと、最初にくぐった岩背戸橋に着くのだそうだ)
つーわけで、藪から出てきた僕らは道路を伝って登山口へ進んで行った。
ココは結構歩きやすい道だ。 (11:30)
N「ココは元々県民の森を整備する時の工事車両が使ってた道だから、
コンクリートで固めて車が走れるようにしてあったんだよ。
で、工事が終わってからコンクリートを壊して登山道に戻したのだ。」
なーるほど。だからアチラコチラにコンクリートの残骸が散らばってるんですね。
てなコトを話しながらしばらく進むと・・・
N「あ、ココだココだ。確かココから入って行けば原山頂上に着くんだ。」
と、言いながらひょいっと脇の山道へ入っていかれた。 (11:41)
N「次回迷わん為に、この入り口周辺の写真を撮っといてくれ。」
は~い。
カシャカシャ・・・
僕に写真撮らせときながら自分はもうサッサカサッサカ進んで行かれているじゃあないか。
待ってくださいよ~う。N島さん~!
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
・・・・・・・・んんん~~~~~ぁわわわわほんわほんわほんわほ
ようやく回想OUT!
そんなこんなで、結局。
いくら探しても原山の頂上はおろか、カマボコ板も見つからなかった。 (11:58)
どうすんですか。N島さん。
N「しょうがない。頂上探しは諦めて、先へ進もう。」
しかし、先に進むにしても・・・
N「う~ん。先週来た時はこんなトコ通らんかったもんな~。
全然見覚えがないけど、たぶんコッチだ!」
と、例によって道なき道を下っていかれた。 (12:07)
しょうがないので、とり残されないよう慌ててついて行くと・・・
ちょっと下った先で、N島さんがまた地図とにらめっこしておられた。
N「う~ん。何だココは?こんなトコ来たことないぞ。コリャいかん。完全に迷ってしまったぞ。」
N島さんも今回珍しく地図と磁石を持って来たのはいいけど、
(前回の稲佐山でさんざ迷ったので・・)
肝心の現在位置の特定ができなくなっちゃったのだ。
確かに・・持ってきた地図って、先週N島さんと同行した方が自分のHPにUPしてた経路図を
A4一枚に入るよう低縮尺でプリントアウトしてきただけのものなので、かなり分かり辛いし・・・。
とりあえず、目の前の沢まで下りてみたけど・・・
うわ~。ドコへ向かえばいいのやら、サッパリ分かんないよ。
N「よし、君に選ばせてやるよ。この沢を下って行くか、沢の向こうの藪を突き上げて上へ行くか。」
えへぇ~!?
なんだってこんな大事なコトを、ただついて来ただけの僕に委ねるんですか~?
・・・でもしょうがない。
こんな広い山の中、沢を下って行ったって一体ドコに出るやらワカリャしない。
こうなったら藪を突き上げて何かの頂上まで行ければ目星がつくかもしれない。
じゃ、じゃあ・・上で。
N「よし!上だな!!」
と言うなり、N島さん。
倒木だらけの山林藪をましらの如くサコサコサコ~っと上っていかれるではないか~!!
コレが74歳の動きか!?
ボーゼンとしていた僕も、ハッと我に返り慌てて追いかけた。 (12:13)
ヒイ~ヒイ~・・・コリャ上りにくいったらありゃしない。
至る所に朽ち果てた木々が横たわっている。
下手に踏むと、メキメキ割れて足を取られてしまう。
コレってもう放棄林で、
自然に朽ち倒れてしまった木なんだろうか?
それとも、間伐しても運び出すお金がないから、
とりあえず切り倒しっぱなしにしてるだけの木なのだろうか?
もし放棄林になってるのなら、かなりヤバイなぁ。。。
と、メシメシと朽ちた木を踏みしめながら
必死でN島さんを追って上って行った。
上ってる最中、ふと見ると・・・
あー。キノコだ~。
もし、このまま遭難してしまったら、
助けが来るまであのキノコを食べて凌がねばならないかもしれないな・・・。
覚悟だけはしておこう。。。 (12:19)
To Be Continued =>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>.