「あの~、N島さーん。ちょっとオシッコしたいんですけど~。」
そう、そうなのだ。
原チャリでN島さん宅に向かう道中から
もよおしていたのだ。
もう限界にきたので、N島さんに訴えると、
「ああ、そうね。」
そう言ってN島さんは、スタスタ行ってしまった。
あわわ。
置いて行かれまいと、素早く最寄の土手で
用を足し、N島さんを追いかけた。
ふうふうふう。
あれ?
あんなトコに、N島さんが立ち止まっている。
待っててくれたのかな?
「おーい。コレが『三鈷(さんこ)の松』だよ。」
とっとと行ってみると・・・
おお!
これが、例の「三鈷の松」か~。
(全部で3本あった。)
[三鈷の松]
葉が3本の松だ。(普通のは2本)
これも歴史の中に埋もれてしまいかけてた
ものなのだけど・・・
以前、N島さんがどっかの飲み屋で
居合わせたお客さんから、又聞きで
九州には、福岡・熊本・長崎の3ヶ所のみに
この三鈷の松があるコトを知ったのだそうだ。
ただ、雲仙のどこかというコトしか手掛かりがなく
地元にも知る人が居なかったので、
なんと、N島さん。
雲仙の山々を歩き回って、
自力で見つけ出したのだそうな。
それも、2年かけて。。。
恐るべし、N島さん。
ただ、発見した時、枯れかけていたので、
またもや雲仙の観光課になんとかしてくれるよう
かけ合って、整備してもらったのだそうな。
今ではスッカリ元気になって、
こんな立派な立て札まで備えられている。
ちなみに、落ちてた松の葉を拾ってみると・・・
ホントだ~。3本だ!
しかしまあ、N島さんて、陰でかなり雲仙の観光に貢献してるよなぁ。。。
あれ?
いつの間にやらN島さん。
はるか先へスタスタと・・・・・。
ま、待って~。。。
>>>>>>>>>>>>>>>>>> To Be Continued >>>