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あらすぢ
ローソク岩のあまりの高さにビビっておめおめと引き返してきた
あかねやマスタ~(41才・独身)とねこ澤くんは、
もう冒険は終わりにして買い物に行くコトにしたのだ!!
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さあさ、あんまもたもたもしてらんないからね。
この尾根伝いに降りて行こう!
「おやおや?マスタ~。あんなトコにリボンがついてるでやんすよ。
オシャンティーな木でやんすね~。」
いや、あれはオシャンティーで付いてるわけじゃあないのだよ。
後から山に登った人が迷わないように、
山岳会の方々やらが付けてくだすってる目印なのさ。
「じゃあ、あの目印を頼りに進めばちゃんと帰れるんでやんすね!
ありがたいでやんすね~。」
そうさ。だから山でゴミを散らかしたり、植物を無意味に傷つけたりしたらいけないよ。
環境を乱すだけでなく、こういった目印も分かんなくなるからね。
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「あ!マスタ~、
こんなトコにロープが
張ってあるでやんすよ!
目印だけでなく
こういうのも
やってくだすって
るでやんすね!」
よし、ありがたく
降りて行こう!
「お!また目印でやんす!」
よし、このまま進もう。
「ふひゃぁ~。ココまで来ると全体が見渡せるでやんすね~!」
右手のファミマのトコから登ってきたんだよね。
正面チョイ右らへんが途中で引き返した皿焼2号橋だね。
でもって、左側が最初に行ったファミレスジョイ○ルと皿焼3号橋だね。
「あのままがんばって2号橋のトコから登って来た方が近かったんじゃないでやんすか?
どっちにしたって藪こぎして来たんでやんすから。。。」
ま、ケッカローン、ケッカローン。
どんどん進もうじゃないか!
「マスタ~。
さっき、右へ進むと2号橋へつながりそうな道案内板が
あったでやんすけど、真っ直ぐ行くんでやんすか?」
そうさ!だって、その通りに行ったら間違いなく2号橋へ
着いちゃいそうだったもん。
「へ!?それでイイんじゃあないでやんすか?」
チ、チ、チ!青いなねこ澤くん。
人生も冒険も、人が作った道だけ歩いてたら、
ちっとも面白くないだろ?
「あ~またそれでやんすか。
じゃあ真っ直ぐ行くでやんすよ!
(この人、絶対事故で死ぬタイプでやんすよ・・・)」
ん?
なんか言ったねこ澤くん?
「あ、いや・・レッツ・ラ・ゴウでやんすよ~!」
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「ぐひゃぁ~!マスタ~、あの岩見てくださいよ!」
うわっ!でかいね~。
しかも屋根みたいになってるよ。
「雨宿りする時、便利でやんすね!」
こんな岩見てると、あの不朽の名作「R-TYPE」の巨大戦艦を思い出しちゃうナー・・・
あ!この屋根の下らへんって、すんごく気持ち良いよ。
なんかめっちゃ爽やかな涼しい風が絶え間なく吹き抜けてるもん。
「ホントでやんす~。こんな気持ちのイイトコ初めてでやんすよ。
ココで昼寝して行きたいでやんすね~。」
まあ、そうしたいのは山々だけど、
買い物行かなくっちゃね!
ススメ~!!
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「・・・・・あの・・マスタ~?
真っ直ぐ来たら、こんなトコに着いちゃったでやんすよ。」
ど、どうやらそのようだね。
「さすがにココは降りれないでやんすよね?」
う、う~ん。
どっちかっつーと・・・無理かな?テヘペロ!
「なーにがテヘペロでやんすよ!
あれだけ冒険がドーノコーノ偉そうな事言っといて、
このザマでやんすか!」
まあまあ、怒んない怒んない。
「どうするでやんす?さっきの2号橋への分岐点まで
引き返すでやんすか?」
う~ん。
それよりも、あの涼しい岩のトコから
3号橋方面へ降りれそうな分岐点があったから
そっち行ってみようか?
「もう~、しょうがないでやんすね~。
じゃあ、急ぐでやんすよ!」
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「ぶはぁ~、ぶはぁ~、ぜいぜい・・・
マ、マスタ~。なんかすんごい遠回り
したような気がするんでやんすけど・・・」
気のせい気のせい。
ホラ、ごらん。
ようやく3号橋から見えたショベルカーのトコまで
降りてきたよ。
「ホントでやんす~!ようやく下界に降りてこられたでやんす~。。。」
よっしゃ。
じゃあ、本題の買い物へゴー!
(この後、ミスターマ○クスにラミネータを買いに行った)
「長い道草だったでやんすね。。。」
おちまい
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「今回通った経路でやんす。
こうして見ると、最初に断念した
2号橋からのアプローチが最短だったんでやんすね。
うちのマスタ~っていつも正解を避けて歩む人生を
送ってるんでやんすね~。。。」