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あかねやん国
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新刊レビュー エアマスター 26巻
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~ 今までのあらすじ ~
闘う女子高生・相川摩季。
平凡な日常から抜け出すために
ストリートファイトに明け暮れる日々。
格闘家の父、体操選手の母の才能を受け継ぎ
華麗な空中殺法で連戦連勝・無敵の摩季は
いつしか「エアマスター」と呼ばれ伝説的な存在に。

そんな摩季の前に、謎の男・深道が現れる。
自ら「深道ランキング」と名付けたバトルに
摩季を巻き込み、数々の強敵と戦わせていく。
そして、摩季自身もその闘いの中で
更なる極みに達し、最大の戦い
「深道ランキング・バトルロイヤル戦」に参戦。

腕に覚えのあるストリートファイター達の
乱戦の中で、ついに「深道ランキング1位」の男・渺茫と対戦。
が、善戦空しく敗れてしまうのだった。
実は、深道のバトルプロデュースの目的は
この渺茫を倒すことだったのだ。

このままでは終わらせられない!
今までプロデュースする側だった深道自ら
生き残ったファイター達とパーティーを組んで
この渺茫に挑むのだった・・・。


~ 感 想 ~
作者・柴田ヨクサル氏のデビュー2作目のこのマンガ。
前作「谷仮面」から読んでますけど
どんどんと格闘色が強くなってます。
この人も、「バキ」(板垣恵介氏)とはまた違った角度で
色んな格闘を描写しています。

このマンガの場合、格闘ばっかりじゃあなくて
色んな人間のコアな感情・思考を描写してるところが
すごくリアルで面白いのです。
ある意味これも、哲学してる部分がかなりあります。
それに、日常の何気ない事も、すごく面白く表現してる!
かなりその辺にハマってたのですが・・・

「深道ランキング」以降、ほとんど戦ってばっかりで
正直飽きてきてた頃でした。

が、今回はちょっと違った。
今までの強い者同士の闘いから
弱い者の集まりVS最強の者へと一転。
ここでも感情・思考の描写がチョーウケます。
そして、今まで謎だった深道の正体も明らかに!
なんと、「こうきたかー!」って感じで
それでいて、作者らしいなぁという感じで
なかなか良かったです。

この作者の思考描写。
僕自身もよく日頃思ってたりすることと
かなり似てるのが多いところが
愛読の理由の一つなのですが・・・

今回の「薄皮の部分の出来事です。」
は特に、「そうそう!」って思いました。
僕も常々そう思ってたので
「うまく言葉にしてくれた~!」って感じで
すごく共感しました。

さあ次巻!
ついに正体が明らかになった
深道と渺茫の闘いの行く末は!
そして、摩季は?!
待ち遠しいです。。。
by akaneyaa | 2005-12-09 22:33 | マンガ