先日、宇宙からの侵略者の手下(?)があかねやにやって来た。
警戒心を薄くさせるためか、
市の職員の姿に擬態してやって来た。
シ ノ ブンカカンコウカ ノ モノデス
マイトシ シ デ あーとぷろじぇくと ヲ
カイサイシテオリマス ガ コトシ ハ
ナカシマガワ ニ カカル イシバシグン ト
テラマチ ノ テラ ヲ ツナグ トオリ ヲ
ケイト デ クルンデシマオウ ト イウ
いべんと ヲ オコナイマス
ソコデ タイショウ ニ ナッテイル カクトオリ ノ
イエ ヤ オミセ ニ ゴキョウリョク ノ オネガイニ
ウカガッテオリマス
オタク ノ オミセ ノ マエ モ コノヨウナ カタチ デ
ケイト ニ クルマセテ イタダケマセン カ?
と言いながら、表のネオン看板と
室外機の囲いの下部に毛糸が巻かれた
合成写真を僕に見せてこられた。
正直、宇宙語はよく分からないのだが、
どうやら
「この町は我々が支配した。オマエの店も
大人しく我らの毛糸に包まれた方が
身のためだぞ!」
といったニュアンスの事を言っているようだ。
逆らうとどんな目に遭わされるかも知れないので
大人しく従う事にした。
というわけで、
明後日の17日(日)から26日(火)にかけて
まちなかを毛糸で包んで回って、
10月25日(水)まで展示するのだそうだ。
最後に、
テンジシュウリョウゴ ハ スミヤカ ニ
モト ニ モドシマス ノデ ゴアンシン クダサイ
という言葉を残して行った。
これもよく分からなかったが、
きっと恐ろしい事を言われたに違いない。
あわわわわ・・・どうしよう。
僕らには、宇宙人の為すがままになるしか
生き残る術は残されていないのだろうか?
・・いや、生かしておいてくれるかどうかも
怪しいものだ。
恐れおののきながら、手渡された侵略マップを
再び眺めていたら・・・・・っは!?
あることに気付いた。
この侵略予定の各通り。
この全ての通りには、もっと以前から
侵略者がいるじゃあないか。
そう!地球人はその侵略者達を
「NEKO」と呼んで畏怖している。
これはヤバイぞ。
毛糸とねこ達との壮絶な攻防が
繰り広げられるに違いない。
我々、無力な地球人は・・・
せいぜいその戦いに巻き込まれないよう
おとなしく見ているしかない・・・な。。。
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