チョコレートが溶ける温度は29℃。
一流のショコラティエ(チョコレート職人)の手は
その環境に順応してしまうほど使い込まれているため
冷たいのだそうな・・・。
(先週の「ウルルン滞在記」より。みんな25、6℃だった。)
へぇ~。
すごいなぁ。
人間の体って。
そしてショコラティエのプロ魂。
というわけ(?)で、明日はバレンタインデー。
うちでも当日来店されたお客さん全員に
「バレンタイン粗品」と銘打って
僕の手作りチョコを毎年配っている。
っつっても、ホントささやかなもんだけど。
でも、ちゃんと名前があるのだ。
「ミルヒ・トリュッフェル」
生クリームとチョコを溶かし混ぜて、
冷やして、お団子にして
ココアパウダーをまぶすだけの、
ホント初歩中の初歩のチョコなのだけど・・・
(おいしいよ)
この、お団子作業は結構寒い。
・・・いや、心がじゃなくて、手が。(体も)
僕の手は、上記のようなショコラティエではないので
コネコネお団子作ってたら
すーぐ29℃以上に温まる。
となると、チョコが溶けて、
ヌルヌル滑ってお団子にできなくなる。
だもんだで、この日ばかりは
ストーブやコンロなど、あらゆる火の気を断ち
換気扇回して室内を寒くして作業してるのだ。
そいでも、3、4個こねたら手が温もるので
氷水に手を浸して温度を下げならやってる。
っつっても少林寺の、
「熱砂に手刀を打ち込んで手を鍛える修行」
ほどは苦痛ではない。
ないのだけど・・・
毎年この時期、寒いんだよね~。
(でも今年は暖冬のせいか、さほど寒くなかった。)
つーわけで、昨日も閉店後、
せっせこ、せっせこ作った。
そして今日。
ラッピングした。
こうやって作ってると
毎年、なんだか我が子のように
愛着も出てくるんだよね~。
名残は尽きないけど・・
さあみんな、明日はお客さんのもとに
お行きっ!