みーんみんみんみんみんみんみん・・・
じーわじわじわじわじわじわじわ・・・
2007年7月26日・夏
午前10:22
この時刻。
あなたは何をしていただろうか?
プールで楽しく遊びまくる、夏休みに入ったばかりの子供達。
ちょうど朝イチの仕事も一段落し一服している勤め人。
海や川でアウトドアレジャーを楽しむ人々。
家でクーラーに当たりながらコロコロ朝寝を楽しむ人。
家事に追われるお母さん。
映画を見に行くお嬢さん。
図書館で勉強中のお兄さん。
そして、誕生日を迎えた人。
みんな各々の時間を過ごしていることと思う。
だが、それと同時刻。
男が1人、山肌にへばりつきながら、
生死の境を彷徨っていた。。。。
あかねやマスタ~36歳。
そう!僕だ~っ!!!
はぁ。
なぁ~んでこんなトコ来ちゃったんだろ。
これからどうしよう。
ガクガク震える足と、
はるか眼下の下界を眺めながら
僕は後悔していた。
今、僕の体を支えているのは
1本のロープと小さな木のみなのだ。
そのロープと木にしがみつきながら、
思い出していた。
ほわんほわんほわん、ほわわわわ~ん。(回想ON!)
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バカンスのための買い物を終えた僕は、
整体の先生との約束の時間まで
まだ間があるのだけども、
ゆっくりと原チャリを走らせていた。
ブィ~ン。
ああ、いい天気だ。
地球は平和さ。
そんなことを思いながら、
ふとある物体に目を奪われた。
といっても、ココを通るときはいつも見てるのだが・・・
その物体とは、そう!
「鯖くさらかし岩」だ!!
時間もあることだし、ちょっとじっくり見てみようかな?
そう思い、原チャリを歩道に入れて、
「鯖くさらかし岩」の案内板を眺めた。
あ、「鯖くさらかし岩」というのは、
時津国道沿いにそびえている、
落ちそうで落ちてこない丸っこい岩のことだ。
聞いてた話では、
「魚売りが、鯖をもってココを通ろうとしたとき、
『お!この岩は今にも落ちてきそうだ。
ならば、この岩が落ちた後に、安全に通ろう。』
と言って、岩が落ちてくるまで待ってたのだが
いっこうに落ちてこず、ずーっと待ってるうちに
鯖が腐ってしまったのだそうな。」
というのがこの名前の由来だった。
が、この案内板を見る限りでは、
時の長崎奉行所勘定方の大田さんがそのような空想をして
そのように歌に詠んだのが由来のようだ。
さてさて。
実はいつも思ってたコトがある。
この岩って、登れるのかなぁ???
岩そのものは無理としても、
岩が乗っかってる山(?)には登れるんじゃあないのかな?
ちょっと前に、ちらっと見たローカル番組「できたてゴ○ン」
で、確かココに登ってるのを見たことがあるようなないような・・・。
ムズムズとしてきた。
ムズムズと足の裏がしてきた。
心臓と鎖骨の間辺りで小人達が踊り始めたよな感じがしてきた。
ふとみると、すぐそばに登り口に続いてそうな坂があるじゃあないか。
・・・・・整体の先生との約束の時間まで
まだ小一時間もあるし、
他に時間の潰し道も見当たらないし(←ほとんどこじつけ)
しょうがないやね?
しょうがないやね。
しょうがないから・・・・・登ってみるかーっ!!!
10:10
>>>>>>>>>>>>>>>>>> To Be Continued >>>